エンジニアの人って、クリエイティブな仕事がしたくてエンジニアになった人が多いと思ってます。

でも

クリエイティブ = 独自性

みたいな考え方だと結構失敗することが多いんです。

つまりクリエイティブという言葉を履き違えてるんですね。

なぜなら、エンジニアの多くは人から依頼されたプログラムを作るからです。

絵を描いたり、画像を作ったりする人には、デザインアートという明確な違いがあるのに、エンジニアにはそのような言葉がないんですよね。

だから、自分の実装がアート的なものだと勘違いして、自分の考えで自分の表現をすることが、正しい実装だと思っちゃうんです。

そういう考えがダメという話ではないです。自分のためのコードだったらそれでいいです。
でもそのコードはお客様のもので、お客様や関わる人と共通認識が取れていない独りよがりの実装になるのが良くないという話。

よくエンジニアの方が「今後の拡張性を意識してこの設計にしました」みたいな感じで、恐ろしく抽象化されまくった実装をする人がいますが、

「何十年後の想定だよ。それ以前に使ってるライブラリとかフレームワークが廃れてこのコード使えないわ。フレームワークを超えて利用できるライブラリを実装する方が本当の抽象化なんじゃないの?」

とツッコミたくなるコードを書く人がいます。その抽象化のせいで可読性が下がってコードを追いかけるのが大変になり、逆にメンテナンスしにくいコードになっちゃいます。

つまりエンジニアはクライアントワークをしているうちは、みんなが思っているクリエイティブな仕事じゃないよ

という話です。作ったものが動くという意味ではクリエイティブです。

 

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この記事の著者

株式会社WOWNの代表をしております。もともと酒屋をしていたり、運送会社で働いてましたが、23歳の時にプログラマーに転職しました。8年勤めてその後起業。会社を作ったり売ったりしながら働いていましが、一念発起し改めてこの会社を作りました。ブログでは、技術のことや日常のこと、経営のことを書きます。

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