こちらの記事の続きです。
今回は、
「レベル1 読書をする習慣がない・経験がない」
こちらの対象の人に対して、実際に弊社が行なっている施策のご紹介です。
そもそも
読書をあまりしない方は、そもそもインプットしている情報が偏りすぎている、または情報が少ないので、考える力のベースになる情報同士の相互関係などの雛形が頭の中にない。
としている理由ですが、読書をしない人は、テレビや映画、Youtubeやラジオ、対面コミュニケーションなど活字以外のメディアから情報を仕入れています。
活字以外のメディアは「わかりやすさ」ではピカイチですが、情報量や質、インプットする際の場所や状況が制限されます。
そのことを鑑みると、情報を仕入れるという目的において活字を除外する理由がありません。
つまり最も効率よく情報を仕入れられる読書を苦手意識や、好き嫌い、習慣がないという理由だけで敬遠している人は、自分が仕入れやすい情報だけを仕入れ続けているという状況ですね。なので、必然的に仕入れている情報が偏ります。
さらに、自分が仕入れやすい情報を入手し続けるということは、自分の脳の神経回路も伝達しやすい方向に傾倒し、思考の選択肢が少なくなってしまいます。
思考の選択肢がそもそも少ない人に考える力があると言えるでしょうか?
ということで、このレベルをクリアする為に、目的とすることは
読書という手段の有効性を理解して習慣化してもらう
嫌いなジャンルの書籍も含め、さまざまなジャンルの書籍を読むことで、今まで自分の趣味趣向の延長上では知り得なかった情報に触れ多様性を知るきっかけを作る
文字から情報を仕入れ、自分の中で咀嚼し整理する練習をする(口頭はリアルタイムで情報を仕入れる必要がありますが、書籍は自分のペースで咀嚼できます)
の3つです。
実際に何をするかというと、弊社では業務時間も可として、社内にある指定の書籍を10冊読んでもらいます。なるべく技術書や、教科書的な本ではなく、自己啓発系や少しビジネスに関連する小説系の書籍を選んでおります。
序盤は、文章量の少ない読んだ気になれる本を初めに読んでもらい、食わず嫌いを直してもらいます。
業務時間に本を読ませるという会社な少ないのではないでしょうか。でも、業務時間にしないと業務命令として成立しないので、弊社では業務時間も可としています。
5冊ほど読み終わった時には、書籍で学んだことを自慢気に話し始める人が多いです。新しい技を覚えたような顔をして変化を感じるので、指示したこちらとしても気持ちいいですね。
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