ECサイトの決済方法一覧を紹介!メリットと選び方のコツも解説

ECサイト決済イメージ

ECサイトを運営するうえで重要なのが「決済方法」です。
近年は、ECサイトの決済方法が多様化しているため、どの決済方法を採用したらいいか迷っているという運営者もいるかもしれません。
そこで今回は、ECサイトの決済方法一覧をもとに、それぞれのメリットと選び方を紹介していきます。これからECサイトの決済方法を選択する予定の方は、参考にしていただけますと幸いです。

ECサイトの決済方法一覧と導入のメリット

ECサイトにおける決済方法の多様化は、顧客満足度を高めるうえで重要です。
決済方法の選択肢が多いほど幅広い顧客層を獲得しやすくなるためです。

実際に総務省のデータでは、以下のようになっています。

(出典)総務省「通信利用動向調査」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

 

現在のECサイトでは、主に以下のような決済方法があります。
クレジットカード決済
・コンビニ決済
・キャリア決済
電子マネー決済
・代引き
・銀行振込

それぞれの決済方法と導入するメリットについて、詳しく解説していきます。

 

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、ECサイトにおいて最も一般的な支払い方法の一つです。クレジットカード決済ではその場で支払いをせず、後日クレジットカード会社や代行業者が顧客の口座から商品代金の引き落としをおこないます。

日本クレジット協会の調査によると、2022年のクレジットカード動態調査集計結果は約158億件でした。前年同月比は13.7%で、クレジットカード決済の需要が伸びていることが分かります。(参考:日本クレジット協会

クレジットカード決済を導入すると、即時性と手軽さを顧客に提供できるため、購入意欲を促進できます。さらに、リボ払いや分割払いなどの選択肢を顧客に提供することで、高額商品の販売機会も拡大するでしょう。

クレジットカード決済は顧客の購入意欲を向上させられるため、ECサイトの売上増加につながる可能性があります。

 

コンビニ決済

コンビニ決済は、ECサイトで購入した代金を近くのコンビニで支払うという手軽さが特徴です。ECサイトで商品を購入後、払込用紙が自宅に届くか、ECサイトで表示される払込用番号をコンビニに提示して支払いします。

コンビニ決済のメリットは、クレジットカードを持たない若年層でもECサイトで気軽に買い物ができる点です。コンビニ決済を導入することで、クレジットカードを持たない顧客の購入意欲を高めることが期待できます。

また、コンビニは全国に多数存在するので、地域を問わずに多くの顧客が利用できる手軽な支払い方法です。クレジットカードを持っていない方も、コンビニ決済があれば安心してECサイトで買い物ができるでしょう。

若年層向けの商品展開をしているECサイトは、コンビニ決済の導入がおすすめです。

 

キャリア決済

キャリア決済は、携帯電話料金と一緒に商品代金を支払う決済方法です。キャリア決済を選んで購入ボタンを押すだけなので、手間をかけずに支払いできます。キャリア決済のメリットは、若年層に対してECサイトを利用するきっかけを作れる点です。

2022年に発表されたキャッシュレス決済の動向整理によると、20代のオンラインショッピングでのキャリア決済の利用率は18.6%でした。キャリア決済の年代別の利用率は、20代が一番高くなっていることがわかります。(参考:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

また、キャリア決済はセキュリティが高く、不正利用のリスクが少ない点もメリットです。そのため、キャリア決済は、顧客が安心して買い物ができるおすすめの決済方法です。

 

電子マネー決済

電子マネー決済は、非接触型の支払い方法として利用が急増している決済方法です。
主な電子マネーの種類は、以下の通りです。
・Suica
・PASMO
・PayPay
・楽天ペイ
・auPay
・LINEPay
・QUICPay
・d払い
・iD

実店舗のキャッシュレス化が急速に普及している背景もあり、ECサイトでも電子マネー決済が増加しています。そのため、早い段階で電子マネー決済を採用しておくことで、今後多くの顧客の流入を見込むことが可能です。

 

代金引換

代金引換は、商品到着時に配達員に商品代金を支払う決済方法です。代金引換は、古くからECサイトや通販の決済方法として親しまれてきました。

代金引換のメリットは、前払いに抵抗がある顧客でも、安心してECサイトでの買い物を楽しんでもらえる点です。商品の品質や満足度を確認したうえで支払いができる点も、顧客にとって安心材料となります。

購入者からの安心を重視する方や選択肢の多いECサイトを目指している方は、商品を確認してから支払いできる代金引換を導入しておくことをおすすめします。

 

銀行振込

銀行振込は、ECサイトから指定された口座に商品代金を振り込む決済方法です。銀行振込は、大口の取引や法人間取引に使われることが多くなっています。

顧客がインターネットバンキングを利用している場合、銀行振込は手間をかけずに安全な取引ができます。ただし、インターネットバンキングを持っていない顧客にとっては、わざわざ銀行まで出向かないといけない点がデメリットです。

また、銀行振込は取引記録が残るため、会計処理においても追跡が容易です。法人顧客は経理処理の面でもメリットがあります。
法人顧客をターゲットにしているECサイトでは、銀行振込を導入するメリットが大きくなるでしょう。

 

ECサイトの決済方法の選び方

ECサイトが決済方法を選ぶ際には、顧客の利便性と運営コストとのバランスを考慮する必要があります。
決済方法を選ぶ際には、以下の項目をふまえて判断しましょう。

顧客の年齢層に合わせる
・手数料で決める
・決済会社の信頼性で決める

 ECサイトの決済方法に迷っている方のために、それぞれの項目について解説していきます。

 

顧客の年齢層に合わせる

ECサイトで決済方法を決める際には、顧客の年齢層に応じて最適な決済方法を用意することが重要です。
若年層にはキャリア決済や電子マネー決済、高齢層には代金引換や銀行振込が適しています。

年齢層に合わせた決済方法を提供することで、顧客が普段から使い慣れた方法で安心して購入できます。その結果、顧客の購入意欲が向上し、ECサイトの売上増加にもつながるでしょう。

 

手数料で決める

それぞれの決済方法には、手数料が発生します。そのため、ECサイト運営では、手数料の低い決済方法を選択することが大切です。決済方法の手数料は、ECサイトのプラットフォームやサービス提供会社によって異なります。同時に、ECサイトで利用できる決済方法も異なります。

手数料はECサイトを運営している限り発生し続ける費用です。決済方法の利便性や顧客の好みを考慮しつつ、手数料の低い決済方法を選んでみてください。

 

決済会社の信頼性で決める

決済会社の信頼性は、顧客からの長期的な信頼を得るために重要です。セキュリティ対策がしっかりしている決済会社を選ぶことで、顧客は安心して買い物を楽しめます。

信頼できる決済会社を選ぶことは、顧客データの保護にも繋がります。また、信頼性の高い決済会社は、トラブルが発生した際のサポート体制も整っていることが多いため、ECサイト運営者にとっても安心です。

 

まとめ:ECサイトで複数の決済方法を活用したい方はご相談ください!

ECサイトでは、顧客の属性に合わせた決済方法を用意しておくことが大切です。最適な決済方法は、顧客のストレスを軽減して購買意欲を高めてくれます。

決済方法は多いほどECサイトにとってメリットがありますが、具体的にどの決済方法を選べばよいのかわからない方や適したECサイトがわからないという方もいるでしょう。

当社では、ECサイト制作やサポートを行っております。

プロの目線からアドバイスがほしいという方は、ぜひ一度ご相談ください。最適なECサイトの決済方法を構築するサポートをいたします。

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