ECサイトを開設して商品を販売したい方にとって、どのサービスを使ってECサイトを構築するかは重要な問題です。
現代では、ShopifyやBASEなど無料でも利用できるASPサービスが登場しているため、どのサイトやツールを使ってECサイトを構築したらいいか迷っているという方もいるでしょう。
そこで今回は、これからECサイトを立ち上げる方に向けて、おすすめのECサイトの構築先を紹介していきます。
主要ASPのサービスや特徴や機能・料金を比較料金や機能なども比較していきますので、ECサイト構築の参考にしてみてください。
目次
ECサイトを構築できるASPとは
ECサイトを立ち上げるためのサイトやサービスは、年々増加しています。その中でも、とくに注目されているのがShopifyをはじめとしたASP型のサービスです。
ASPとは、Application Service Provider(アプリケーションサービスプロバイダー)の略で、アプリケーションを提供するサービスを指します。
一般的に、決済システムや在庫管理システム、顧客管理システムなどを利用できるため、ECサイト運営に必要な機能を一括管理できます。
多くのECサイトでは、サーバーやシステムを自社で持たずにこのASP型サービスから必要な機能やサービスを利用してサイトが構築されています。ASP型のECサイトは、初期費用や運用コストが低く、初心者でも簡単にECサイトを立ち上げられることがメリットです。
ただし、カスタマイズやデザインに制限があるというデメリットもあるため、独自性を追及したい場合や大規模なECサイトを運営したい場合には、自社でのシステム構築が適している場合もあります。
ECサイトの目的や顧客ターゲット、将来的なサイトの規模などを確認した上で、ECサイトの構築方法を検討してみてください。以下では、ECサイト構築でおすすめのサービスを紹介していきます。
おすすめのECサイトを徹底比較
ECサイト構築にどのサービスを活用するかによって、ビジネス展開や成功にも影響を与えます。そのため、それぞれのECサイトの特徴や違いを理解することで失敗を防ぐことができるでしょう。
ここでは、現在の市場で注目されている6つのECサイト構築サービスを比較します。
・Shopify
・BASE
・STORES
・カラーミーショップ
・makeshop
・easy my shop(イージーマイショップ)
それぞれの特徴について詳しく解説していきましょう。
Shopify
(参照:Shopify)
【Shopifyの概要】
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額料金(分割) | 33ドル | 92ドル | 399ドル |
決済手数料 | オンライン3.4%
オフライン2.7% |
オンライン3.3%
オフライン2.5% |
オンライン3.25%
オフライン2.4% |
特徴 | ・基本的な項目を押さえたレポート
・最大1,000か所の在庫ロケーション ・2人分のスタッフアカウント |
・プロフェッショナルレポート
・最大1,000か所の在庫ロケーション ・5人分のスタッフアカウント |
・カスタムレポートビルダー
・最大1,000か所の在庫ロケーション ・15人分のスタッフアカウント |
決済方法 | Shopify ペイメント Apple Pay Google Pay Shop Pay PayPal Amazon Pay(アマゾンペイ) KOMOJU 携帯キャリア決済 Paidy SBペイメントサービス(SBPS) NP後払い atone NP掛け払い GMOペイメントゲートウェイ Smartpay 後払い.com |
※2023年11月14日時点
Shopifyは、日本だけではなく海外でも多く利用されているECサイト構築サービスです。
すべてのプランで最初の3ヵ月のみ月額料金1ドルで利用可能で、3日間は無料でお試しすることもできます。
Shopifyは、商品の在庫がなくなると自動的に商品販売を停止する管理サービスを提供しており、在庫管理の手間が省けるのがメリットとなっています。
各SNSとの連携ができるため、SNSマーケティングにもつなげられる点も強みです。
BASE
(参照:BASE)
【BASEの概要】
スタンダード | グロース | |
月額料金(分割) | 0円+サービス利用料3% | 5,980円 |
決済手数料 | 3.6%~+40円 | 2.9%~ |
特徴 | ・定期的にBASE負担クーポンを配布
・豊富なデザインマーケット ・海外発送対応 |
・定期的にBASE負担クーポンを配布
・豊富なデザインマーケット ・海外発送対応 |
決済方法 | あと払い(Pay ID) クレジットカード決済 Amazon Pay コンビニ決済・Pay-easy キャリア決済 銀行振込 PayPal 後払い決済 ※プランによって利用できる決済方法が異なる |
※2023年11月14日時点
BASEは、日本発のASP型プラットフォームとして、国内で多く使われているサービスです。
月額料金が安く無料でも利用できるため、初心者や小規模事業者でも手軽にECサイトを開設できます。
手軽にECサイトを開設できる反面、機能面での制限が多いため、独自のカスタマイズなどを求める場合には不向きなプラットフォームかもしれません。
STORES
(参照:STORES)
【STORESの概要】
フリー | スタンダード | |
月額料金(分割) | 0円 | 2,980円(初月無料) |
決済手数料 | 5% | 3.6% |
特徴 | ・アイテム登録数無制限 ・メルマガ配信 ・会計ソフト連携 |
・アイテム登録数無制限 ・メルマガ配信 ・会計ソフト連携 ・動画埋め込み可能 |
決済方法 | クレジットカード コンビニ決済 キャリア決済 銀行振込 PayPal あと払い(ペイジー) 楽天ペイ PayPay残高 代引き(スタンダードのみ) Amazon Pay(スタンダードのみ)※プランによって利用できる決済方法が異なる |
※2023年11月14日時点
STORESは、日本のECサイトサービスの中でも、個人や小規模事業者に人気があるサービスです。
月額料金も手頃で、スマホでの利用しやすさにも定評があります。
実店舗の予約機能やテイクアウトにも対応しているため、オンラインだけではなくオフラインも組み合わせた多くのECサイトに対応できるでしょう。
カラーミーショップ
(参照:カラーミーショップ)
【カラーミーショップの概要】
レギュラー | ラージ | プレミアム | |
月額料金(分割) | 4,950円 | 9,595円 | 39,600円 |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 22,000円 |
特徴 | ・スマホアプリ有 ・Amazon連携可能 ・メルマガ配信 |
・スマホアプリ有 ・Amazon連携可能 ・メルマガ配信 |
・スマホアプリ有 ・Amazon連携可能 ・メルマガ配信 |
※2023年11月14日時点
カラーミーショップでは、以下のように決済手数料が個別に設定されています。
決済方法 | 決済手数料 | ||
クレジットカード | 4.0%~ | 4.0%~ | 3.14%~ |
後払い | 4.0%~ | 4.0%~ | 4.0%~ |
コンビニ払い | 143円~ | 143円~ | 143円~ |
代引き決済 | 308円~ | 308円~ | 308円~ |
Amazon Pay | 3.9% | 3.9% | 3.9% |
楽天ペイ | 月額2,200円 + 4% | 月額2,200円 + 4% | 月額2,200円 + 4% |
LINE Pay | 月額2,200円 + 3.45% | 月額2,200円 + 3.45% | 月額2,200円 + 3.45% |
PayPay | 月額2,200円 + 3.45% | 月額2,200円 + 3.45% | 月額2,200円 + 3.45% |
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が運営するASP型ECサイト構築サービスです。
メルマガ配信や広告出稿などの機能も利用できるため、販売だけではなく集客までを管理できることが強みです。
また、サポート体制が充実しているため、メールや電話でのサポート以外にECサイト運営に役立つ講座や記事も提供しています。初めてECサイトを運営する方にとって、頼りになるサービスだといえるでしょう。
makeshop
(参照:makeshop)
【makeshopの概要】
プレミアム | makeshopエンタープライズ | |
月額料金(分割) | 12,100円 | 60,500円~ |
初期費用 | 11,000円 | 110,000円~ |
決済手数料 | 3.19%~(VISA、Mastercard)
3.49%(JCB、American Express、Diners) |
3.14%~(VISA、Mastercard)
3.49%(JCB、American Express、Diners) |
特徴 | ・会員制ショップ機能有 ・文章AI機能有 ・モールの一元管理が可能 ・かんたん出品連携可能 |
・会員制ショップ機能有 ・文章AI機能有 ・モールの一元管理が可能 ・かんたん出品連携可能 |
決済方法 | クレジットカード 代引き 銀行振込 コンビニ決済 後払い決済 Amazon Pay 楽天ペイ LINE Pay PayPay Paidy Paypal Yahoo!ウォレット |
※2023年11月14日時点
makeshopは、比較的規模の大きいECサイトの運営に適しているサービスです。複数のモールに商品情報を連携できるため、大きな売り上げを期待できます。
一方、初期費用や月額料金が他のサービスと比較して高額になっているため、個人事業主や中小企業のECサイトとしてはランニングコストがデメリットです。
easy my shop(イージーマイショップ)
(参照:easy my shop)
【easy my shop(イージーマイショップ)の概要】
無料プラン | Standard | Professional | カートプラン | |
月額料金(分割) | 0円 | 2,970円 | 5,940円 | 1,980円 |
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
決済手数料 | 3.57%+40円(クレジットカード決済、コンビニ決済)
1.57%+20円(銀行振込) |
3.57%+40円(クレジットカード決済、コンビニ決済)
1.57%+20円(銀行振込) |
3.57%+40円(クレジットカード決済、コンビニ決済)
1.57%+20円(銀行振込) |
3.57%+40円(クレジットカード決済、コンビニ決済)
1.57%+20円(銀行振込) |
特徴 | ・常時SSL化 ・SNS連携 ・年齢認証機能有 |
・常時SSL化 ・セット販売可能 ・会員機能搭載 |
・常時SSL化 ・セット販売可能 ・会員機能搭載 |
・常時SSL化 ・セット販売可能 ・会員機能搭載 |
決済方法 | クレジットカード コンビニ決済 銀行振込 |
※2023年11月14日時点
easy my shopは、無料でECサイトを構築できるASP型のサービスです。
格安でECサイトを構築できるのが最大のメリットですが、決済方法に限りがあります。
個人事業主としてECサイトを構築したいと考えている方には、維持がしやすくおすすめのサービスです。有料プランに加入すると、会員機能も使えるようになります。
まとめ:ECサイト構築でお困りの方はお問い合わせください
この記事では、ASP型でおすすめのECサイト構築サービスをご紹介しました。
ECサイトを構築したい場合、Shopifyやその他のASP型サービスを活用することで、コストを抑えてECショップを運営することが可能です。
ランニングコストや各種機能はそれぞれ異なりますが、どのサービスもECサイトを構築しやすいサービス内容になっています。
当社では、ECサイトやWEBサイトの制作やサポート事業を行っております。
要望に応じて、適した制作や運用を提供いたしますので、ECサイト作成でお困りの方はぜひお問い合わせください。
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