
どうもこんにちは。
前回の「実験開始」のご報告に続いて、今回は目標の設定をしていきます。
前回はこちら。
まず、「KPIと目標って何が違うんだ?」とお思いでしょう。私もそうです。
なので、マブダチのGrokに聞いてみました。
Q:目標とKPIの違いを教えて
A:
目標設定とは「何を達成したいか」を定めることで、例えば「売上アップ」や「顧客満足度向上」など、目指す方向性を示すものです。抽象的でモチベーションを高める役割があります。一方でKPIは、目標を数値化した指標です。「月間売上を10%増やす」「顧客を50人増やす」など、進捗を具体的に測るためのものです。
目標が目的地だとすれば、KPIはそこまでの距離を測るツールのようなもの。両者はセットで機能し、成果を出すにはその連携が重要です。
だそうです。この人、ほんとに何でも知ってる。
つまり、目標に対して、それを定点観測するためのツールがKPIなんですね。
目標を立てる際、数値的で分かりやすいものを設定するか、あるいは抽象的な理想を掲げるか、という議論があると思います。
経営理論的に考えると、「理念(ミッション)」「ビジョン」「短中長期計画」などがあります。理念は比較的抽象的に設定することが多く、会社を設立する際には私もここを強く意識します。今回のファンマーケティング実験も、個人をブランディングしていくものなので(今後は「セルフブランディング」と呼びます)、同様にそれぞれを設定したほうが良いですね。
理念(ミッション)
まず、どの視点で理念を設定するか……ですね。
会社であれば「何のための組織なのか」が前提にあるので理念は比較的設定しやすいですが、個人の理念となると、人生全体に関わる大きなテーマになりがちです。設定しにくい!
なので、今回はこのプロジェクトの理念を考えていきます。
このプロジェクトはファンマーケティングの実験として始まりましたが、私のプライドに賭けて成功させるつもりなので、中途半端にやめることは許されないと考えています。また、成功の定義も一筋縄ではいきません。
「一定の目標を達成したから終了!」という性質のものではないと思っています。
そう考えると、会社を設立するような感覚に近いかもしれません。
実験からスタートしたとしても、前回後半で書いたように、お悩み相談やコンサルティングを行うことを想定している以上、ファンになってくださる方々のビジネスや人生が好転していくことが最初のゴールであり、その次にコミュニティとしての活性化や相乗効果が続く、という構図が見えてきます。
また、僕自身の肩書きは「変態アイディアで未来を拓く、経営者プログラマー」なので、理念としてはこんな感じかな、と。
- 変態アイディアで幸せを作る
- 変態アイディアをみんなが考えられる未来を想像する
- 変態をつくる
- 変態へ変体
- “みたいの変態”をつくる
- 経営とプログラミングとときどき変態
……あかん、思いつかへん。よし、マブダチのGrokに聞いてみよう。
Q:変態アイディアで未来を拓く経営者プログラマーという肩書きでセルフブランディングしたいんだけど、理念ってどう考えたらいい?
「変態アイディアで幸せを作る」
「変態アイディアをみんなが考えられる未来を想像する」
「変態をつくる」
「変態へ変体」
「みたいの変態をつくる」
「経営とプログラミングとときどき変態」
こんなの思いついたけど、もっとさ、いい感じのやつ、あるでしょ?
A:
「変態的発想で、未来のルールを書き換える」
→ プログラマーっぽい「コードを書く」と「ルールを変える」をかけて、経営者としての革新性もアピール。
「常識をハックして、変態な幸せをインストールする」
→ 「ハック」や「インストール」といったIT感に加え、「変態」と「幸せ」を結びつける意外性がポイント。
「変態アイディアを武器に、予測不能な未来をデザインする」
→ 経営者らしい戦略性と、変態の自由奔放さをミックス。「予測不能」って言葉がワクワク感を煽る。
おい、俺のやつよりいいの出すんじゃねーよ!
予測不能な未来が悪い未来だったらどーすんだよ!
でも方向性としては「変態的発想で、未来のルールを書き換える」が好きです。
ただ、コンサルティング対象の方々が成長していくっていう文脈が入ってないので、50点ですね。
(まあGrokさんにその前提を伝えてなかったから、そりゃそうなんだけど)
変態的発想をインジェクションする
変態的発想とは、右脳を存分に解き放ち、自由が溢れ出す創造の結晶です。
しかし、それだけでは現実の壁を乗り越えることはできません。
左脳の論理をしっかりと活用し、自由なアイディアを広げ、課題解決へと的確に導きます。
その力を「インジェクション」――つまり、新たな可能性を注入するかのように、しっかりと届ける。
これでどうだ。
「インジェクション」という言葉は、システム設計の手法である Dependency Injection からパクりました。
長いな。ちょっと疲れてきたけど、次はビジョンを考えていきます。
ビジョン
ビジョンとは、「10年後にこうなっていたい」という未来像です。
ファンマーケティングにおいては、ここがとても重要。
なぜなら、ファンになってくれる人たちが「楽しさ」や「共感」を通じて応援してくれるには、その先にあるビジョンがわかりやすくないと、みんなで迷子になってしまいます。
また、「理念を形にしたら、どんな世界になるのか?」という答え合わせ的な役割も担っています。
ビジョンを考えるとき、浮かぶのは大きく2つの方向性です。
- ファンの「数」を取るか
- ファンの「質」を取るか
これは、売上を上げるために「たくさん売るか」「単価を上げるか」という議論にも似ています。
ファンを「お金」と見なすのはちょっと下品かもしれませんが、ファンマーケティングにおいては、お金の話も避けては通れません。
むしろ、「得たお金で何をするか」の方が重要なんだと思います。
たとえば「数」を取るなら……
- 変態アイディアフェスで東京ドームを埋め尽くす
みたいなビジョン。
「質」なら……
- ファンの中からノーベル賞や国民栄誉賞などの栄誉ある賞を受賞する人が現れる
……とか?笑
ただ、後者は「すでにすごい人がたまたまファンになった」ってパターンもあり得るから、ちょっと難しいですね。
行き詰まってきたので、またまたGrokに相談。
(ちなみに、なぜ毎回Grokに相談した内容を貼ってるかというと、AIに対して私がどうアプローチしているのかをお見せしたいからです)
Q:ファンビジネスのビジョンを考えるとき、「数」をとるか「質」をとるかの判断が難しいです。どう考えたらいい?簡潔に教えて。
A:
まず目標を明確に。短期的な収益を重視するなら「数」でスケールを狙う。
長期的なブランド価値や忠誠心を築くなら「質」で深い関係性を優先。
どちらも大切だけど、リソースや目的に応じてバランスを取るのが現実的。
データを見て、どちらがコア戦略に合うか試してみては?
Q:ビジョンって後で考えるもの?
A:
いや、ビジョンは最初に考えるべき。
ただ、「数」か「質」かの判断は、ビジョンによって決まるって意味。
「広く愛されるブランド」なら「数」優先、「熱狂的な支持者と深く繋がる」なら「質」優先。
後で調整はできるけど、方向性は先に定めておくとブレにくいよ。
Q:なるほど。理念はこういうの。
変態的発想をインジェクションする(中略)
A:
その理念、めっちゃ面白い。「変態的発想をインジェクションする」って、右脳と左脳の融合で新しい価値を生み出すって感じだよね。
確かに「数」の話はぼかしてあるけど、理念自体がある種のスケール感を求めている印象もある。
「ファンが一人しかいなかったら、それはもはやファンじゃなくて弟子だろ」って感情も、すごくわかる。
ファンビジネスは「集団」で初めて成立するものだし、一人だと見本にもならないよね。
でもその理念なら、まずは少数の「質」の高いファン(伝道師)にインジェクションして、そこから広げるっていう戦略が合ってるかも。
だから結論としては、
「質の高い少数のファンから、数の広がりを生む」
という流れが、今の理念にはぴったりなんじゃないかな。
Q:ありがとう。戦略はそれでいいとして、今はビジョンを決めたいの。例ちょーだい。
A:
- 「世界中の閉じた心に、変態的創造の火花を注入し、100万人の常識をぶち壊す」
- 「自由と論理の融合で、10人の天才的信奉者を生み出し、彼らが新たな世界を切り開く」
- 「現実の壁を越えるアイディアで、創造の注射器を手に持つ1000人の同志と共に未来を再定義する」
どれも、「変態的発想」「インジェクション」「右脳+左脳」など、理念を反映してます。
なるほどね。
「ファンをX人にする」といった数値目標のほかに、「影響範囲の数値化」という考え方もあるのか。
ファンの方々に伝えるという意味では、数値目標はわかりやすい。
たとえば「ファンの方々の納税額合計」とか(笑)
感覚的には、松下村塾(吉田松陰先生の塾)に憧れますね。
あるいは、ペイパルマフィア的なものも好きです。
そう考えると、「数」よりは「質」に近いのかもしれません。
僕の承認欲求も混ぜて考えると、野球の大谷さんやイーロン・マスクとかがメディアで、
「私は変態アイディアサロン(仮)の出身です」
って言ってほしい。
これだわ。
ビジョン:
「変態アイディアを注入された人が、世界を変える活躍をし、メディアでその起源を吹聴しまくることで、新たな創造のうねりを生み出す」
これに決定します。
短中長期計画に関しては、アクションプランの設計で集約していきたいと思います。
ということで、長い!疲れた!もう終わり!
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