会員制ウェブサイトの作り方は?おすすめの構築システム5選も紹介

会員制ウェブサイトは、すでに多くの企業やECサイトで採用されています。しかし、経営者の中には、会員制ウェブサイトを作る目的やメリットがあるのか分からないという方もいるでしょう。

そこで今回は、会員制ウェブサイトの作り方と、おすすめの構築システムを中心に解説していきます。企業の売上増加につながる可能性があるので、最後まで読み進めてみてください。

会員制ウェブサイト(クローズドサイト)とは?

会員制ウェブサイトのイメージ

会員制ウェブサイトは、特定のコンテンツやサービスを登録したメンバーのみに提供する、オンラインサイトのことです。

会員制ウェブサイトについて知るために、以下の項目について触れていきます。

・会員制ウェブサイトを作る目的
・会員制ウェブサイトのメリットデメリット

それぞれの項目について、詳しく解説していきます。

 

会員制ウェブサイトを作る目的

会員制ウェブサイトは、以下の目的のために作成されます。

・顧客の育成
・限定サービスの実施
コミュニケーションの提供

会員制ウェブサイトを作ると、顧客の育成ができます。限定メルマガの配布や先行発売を用意することで、顧客の購入意欲が高まりリピーターへと育成可能です。

また、会員限定のイベント実施や特別なサービスを提供することで、顧客がより企業や商品のファンになってくれます。限定サービスの情報は、新たな会員を増やすコンテンツとしても有益です。

なかには、会員同士のコミュニティの場を提供するケースもあります。アーティストのファンクラブなどは、ファン同士が交流することで、よりグッズ販売やイベントへの参加率を上げるきっかけにもなっています。

 

会員制ウェブサイトのメリット・デメリット

会員制ウェブサイトのメリットは、以下の通りです。

・顧客情報の収集ができる
・特化したマーケティング活動ができる
・エンゲージメントを深める

会員制ウェブサイトに登録する際は、個人情報を入力します。そのため、購入前の見込み客の個人情報を事前に入手可能です。

会員制ウェブサイトに登録してくれる見込み顧客は、期待値の高い顧客です。その顧客に特化したマーケティング活動をおこなうことで、購入のハードルを下げられるでしょう。

会員限定のマーケティング活動をおこなうことで、見込み顧客とのエンゲージメントを深めることが可能です。

デメリットとしては、以下の点があげられます。

・コストがかかる
・コンテンツを用意する必要がある

会員制ウェブサイトを作るためには、初期費用と維持管理費用が発生します。また、高品質なコンテンツを継続的に提供するためには、コストだけでなくコンテンツを作成する時間が必要です。

会員制ウェブサイトを作るためには、上記のデメリットをクリアすることが重要です。

 

会員制ウェブサイトの作り方

会員制ウェブサイトのイメージ

ここからは、会員制ウェブサイトの作り方を、以下の手順で解説していきます。

  1. 目的を決める
  2. 予算を決める
  3. 構築システムを決める
  4. ウェブサイトを作る
  5. 集客する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

目的を決める

会員制ウェブサイトを構築する際には、目的を明確にすることが重要です。
たとえば、以下のような目的が考えられます。

・専門知識を共有するための教育プラットフォーム
・特定の商品やサービスの販売
・特定の趣味や関心事を持つ人々のためのコミュニティスペース

どのような目的で会員制ウェブサイトを作るのかを事前に決めていない場合、その後の手順で判断を誤ってしまうリスクが起きます。

経営者だけでなく、各部署の意見を取り入れながら、社内共通の目的を決めましょう。

 

予算を決める

会員制ウェブサイトを構築するためには、以下のような費用が必要です。

・ドメインの取得
・ホスティングサービス
・デザインと開発
・コンテンツの制作
・マーケティング活動

先にそれぞれの大まかな予算を決定することで、資金を効率的に配分できます。

会員制ウェブサイトの費用はどこで構築するか、どのようなコンテンツを制作するかで異なります。

複数の案を検討しながら、自社にとって最適な案を採用しましょう。

 

構築システムを決める

会員制ウェブサイトには、ユーザー管理、セキュリティ、コンテンツ配信などの機能が必要です。

市場には多くのCMS(コンテンツ管理システム)や会員制サイト構築ツールがありますが、それぞれに長所と短所があります。

適切な構築システムを選択することで、長期的な会員制サイトの運営が実現します。

 

ウェブサイトを作る

ウェブサイトは、顧客が直感的に操作できるようなデザイン設計が重要です。デザインには自社のイメージを反映し、コンテンツでは顧客に価値を提供していきます。

また、ウェブサイトはレスポンシブ対応が求められ、さまざまなデバイスでのアクセシビリティを確保する必要があります。顧客の属性が多様化しているので、それぞれの端末に対応するデザインでないと会員数を増やせないと考えておきましょう。

 

集客する

会員制ウェブサイトにトラフィックを導くためには、以下のような施策が必要です。

・SEO対策
・SNSマーケティング
・メールマーケティング
・広告キャンペーン

集客が成功しないと、会員制ウェブサイトの存在意義がなくなってしまいます。

上記のような施策を用いて、効果的に会員数を増やしていきましょう。

 

会員制ウェブサイトの構築システム5選

会員制ウェブサイトのイメージ

会員制ウェブサイトを構築するためには、以下のようなシステムがあります。

・WordPress
・CMS型システム
・プラットフォーム型システム
・ASP型システム
・ホームページ作成サービス

これらのシステムは、機能性、使いやすさ、カスタマイズ性、コストパフォーマンスなど、異なる要素を考慮して選ばれるべきです。

 

WordPress

WordPressは、無料で使用できるオープンソースのCMS型システムです。会員制サイトを構築するためのプラグインが豊富にあるので、自社に合わせてカスタマイズできます。

また、コードやプログラミング言語が分からなくてもウェブサイトを構築できるのが、WordPressのメリットです。

さらに、WordPressは世界中で使用されているCMSなので、操作に迷ってもインターネットでもすぐに解決方法を検索できます。WordPressは、コーポレートサイトやオウンドメディア構築も可能な多機能CMS型システムです。

 

CMS型システム

前項でWordPressを紹介しましたが、CMS型システムは他にも多数存在します。

CMS型システムは、低価格で会員制ウェブサイトを構築できる点がメリットですが、保守管理やセキュリティも自社で担当しなくてはいけません。

そのため、CMS型システムを採用する場合はインターネット上で情報が多いものを選ぶか、保守管理を外部に依頼すると効果的です。

 

プラットフォーム型システム

プラットフォーム型システムは、会員制サイトの構築と運営を一元化できるサービスです。プラットフォーム型システムは通常、サブスクリプションベースで提供されます。

そのため、ホスティングからセキュリティ、ユーザー管理まで、必要な機能は全て揃っている点がメリットです。

デメリットとしては、プラットフォームに依存するため、提供している企業の倒産やサービス終了の場合に、構築した会員制ウェブサイトの移行作業などが必要となる場合があるため注意しましょう。

 

ASP型システム

ASP型システムは、アプリケーションサービスプロバイダーによって提供されるサービスです。ASP型システムは、低コストで始められることが多く、サーバーの管理やメンテナンスの心配が不要です。

ASP型システムのデメリットもプラットフォーム型システムと同様に、提供している企業やサービスが無くなってしまうと構築した会員制ウェブサイトが閉鎖になってしまいます。

 

ホームページ作成サービス

ホームページ作成サービスは、プログラミングの知識がなくても会員制ウェブサイトを構築できるサービスです。操作性に優れた画面設計になっているので、ドラッグ&ドロップのインターフェースやテンプレートを提供してくれます。

そのため、迅速かつ簡単に会員制ウェブサイトを構築できます。ただし、保守は自社で管理する必要がある点はデメリットといえるでしょう。

 

まとめ:会員制ウェブサイト作成に迷ったらご連絡ください

会員制ウェブサイトは、見込み顧客を育成するために最適なサービスです。顧客に有益な情報やセールを提供することで、自社のファンを増やして売上増加につなげることが可能です。

会員制ウェブサイトを作成するためには、さまざまなサービスを利用して構築、運用する必要があります。もしウェブサイト作成ができないと悩んでいる企業は、お問い合わせください。

当社では、会員制ウェブサイトの作成と運用のサポートが可能です。長期的な会員制ウェブサイトの運用を検討されている企業は、工数をかけずに維持できる環境を整えてみてください。

WEB制作・ITに関するお悩みや
ご質問等お気軽にご相談ください

contact

この記事の著者

コメントする

関連記事